NASAのゴダード宇宙科学研究所は、7月19日、2016年の 1月から 7月までの世界の地表と海水表面の平均気温が、観測史上で過去最高を更新したと発表しました。
上が NASA が発表したグラフですが、2011年頃から上昇し始めた平均気温は、2015年から今年にかけて、ものすごい急激な上昇カーブを描いています。
地域別に見てみましても、今年の7月までは、地球全体として平年より気温が高い傾向にあったことがわかります。
平均気温の差異の地域ごとの差としては、下の分布図に示されています。
濃い赤になればなるほど、平年より気温が高く、オレンジや黄色は、平年よりやや高い場所で、青い場所は平年より気温が低い場所です。
2016年1月-7月の世界の平年との気温の差異
(くまチューブ)
人類が母なる地球にしていることを的確にとらえた写真
人間がこの惑星に必要なのか? 考えさせられる写真
学校に通い、仕事を見つけ、生活費を払い、生きていけるために十分な地位に自分自身を置こうとすること・・・これが私たち人間の現在経験していることです。しかし私たちが生き残ることしか考えられないほど忙しくしている中、私たちの惑星、地球は幾何級数的に、めちゃくちゃに破壊されています。この惑星を破壊しないような、人間の生き方を作り出すことは可能でしょうか?
すべての人間がお金を遣うことなく、基本的に必要なものを手に入れることは可能でしょうか?
お金が必要ですらない「システム」を作り出すことは可能でしょうか?
私たちは可能だと信じています。しかし、依然としてこのような考え方に対して辛らつな抵抗がまだあるようです。世界を変える莫大な数の選択肢が存在しているというのに。
例えば、ヘンプ(麻)やその他の生物分解可能な原料を用いて消費者向け製品を製造することができます。環境を損なうことなく、環境を実際に癒すことのできる製品を作ることが可能です。
プラスチックはもう必要ありません。森林伐採も必要がありません。
ヘンプにはまた、エネルギーを生成したり、あるいはその他5万種類の利用法がありますが、依然として多くの場所では違法になっています。
繰り返すようですが、ヘンプはその他数多くの関連する問題のうちの、小さな例の一つに過ぎません。緊急に対処するべき問題は多数存在し、ごく少数の大企業がこの惑星のほとんどを所有しており、地球上の資源(リソース)を全部あわせても足りないほどであるというのが現実です。しかし状況は変化しつつあります。まだ善きものも依然として存在しています。このような寡占的な企業が一体になり、彼らの所有するリソースのすべてを共同で提出して世界を変えたらどうなるか、想像してみてください。どのような違いが生まれるでしょうか?
この惑星を救うための意識のシフト、そして強欲や恐怖、自我によってではなく、私たちの惑星の改善と、地球上のあらゆる生命の健康で幸福な状態という共通の目標によって機能するネットワークが必要です。
この実現はどうやっても可能で、これは本質的に非常に単純な考えだから人は信じないのではないか、と私は時おり感じます。
経済やビジネス、財政など、つまり私たちを奴隷化しているまさしくそのシステムについて注意を向ける人が多いのは珍しいことではありません。しかしお金のない世界を想像したり、あるいはいったい世界がどのようにして機能するのか理解をすることは多くの人には難しいことなのです。
私たちの世界が一般的にどのように機能するのか、また解決策がそこにあるのに無視しているところから発生しているものだと私は考えています。
自分自身の教育をすることが、変化を起こす鍵です。
以前にも言いましたが、これは未来にも言うでしょう。私はここ数年、この分野で働いてきました。そして興味を持っているのはもっと長い期間です。
私たちが人類として作り出した進歩は、素晴らしいものです。
こういった種類のことに興味を持っている人間であれば誰もが、これを理解することができます。また同時に、私たちには長い道のりが前にあり、そして人類として登るべきステップは数多いのですが、私たちは正しい方向に向かっています。ここにあるのはインターネット上をここしばらく出回っていた、考えさせられる写真です。もし以前にご覧になっていたら申し訳ありません。しかし私たちはこの写真を私たちのサイト上にアーカイブを保管しておきたかったのです。
なぜなら、これらの写真は非常に貴重な思想の引き金となるからです。
(くまチューブ)